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旧仮名遣いに魅力がある戦前の書籍

私は以前、戦前に出版された書籍を好んで読んでいました。有名な明治時代の小説なども、現在発行されているものではなく、あえて古い版で読んだりしていました。時には古書店で戦前の書籍を購入したこともあります。戦前の書籍は、基本的に旧仮名遣いで書かれています。現代仮名遣いに比べると、一見ちょっと難解に見えます。漢字は画数が多く、ひらがなは表記と発音が違ったりします。しかし慣れてくると、読むのが楽しく感じるのです。旧仮名に慣れておくと、古典や古文書にも入りやすくなるような気がします。

以前購入した戦前の書籍は、よく見ると前の持ち主が書き込みをしていました。普通なら嫌だなと思うところですが、書き込み自体が戦前のものなので、貴重な文に思えてしまいます。奥付に、本を購入した日付と持ち主の名前が書いてありました。買った日付は昭和ヒトケタで、購入者は学生です。しかも、本文の中にも感想らしき書き込みがありました。やはり旧仮名で、文体も文語調です。当時の学生はこんな文章を普通に書いていたのかと、書き込みすらも新鮮に感じました。古い言葉遣いと文字が、美しくさえ見えるのです。戦前の書籍を読むと、時代による言葉の変化を感じると同時に、旧仮名遣いの面白さも味わうことが出来ます。